声じゃなくて口で勝つ

中学生や高校生のバレーの練習をみていると、よく監督が「声を出せ」と怒鳴っています。

実際に声を出すことはすごく重要ですが、声を出したことがない生徒はなんて言えばいいのかわかりません。

ですから監督は、なんて言えばいいのかを教える方がいいと思います。

例えば、サーブレシーブの時に「オーライ」と言えとか、「頼む」と言えなどです。

そういう声が出れば連携が取れます。

他にもブロックに二人で飛ぶときは「せーの」といって揃ってジャンプしろとか、レシーブが上がったら「上がった」と言わせたり、アタッカーに「レフト」と言わせて2段トスを上げさせることもできます。

こういうことを教えないで、「声を出せ」、「声を出せ」とばかりいうから、生徒はプレーが止まっているサーブレシーブの前に「1本カット」って言ってみたり、失敗した人に向かって「どんまい」っていうのです。

これらの声も大切ですが、もっと大切なことは、プレーが続いている時にどんな声を出すかです。

インプレーの時に連携が取れる声を出し続け、ボールが落ちたらレシーブの確認、トスの確認をすればいいのです。

そして、ポジションの確認です。

弱いチームほどインプレーの時に声を出していません。

そして響き渡る「ごめんごめん」、「ドンマイドンマイ」。

これではいつまでたっても相手に勝つことは難しいです。

声を出していると、自然と体も動きます。

心と体は繋がっていると言いますが、声と体も繋がっています。

そして心も。

つまり、声を出すことで体が動きやすくなって、気持ちもポジティブになって、いいプレーが続くようになるのです。

さて、ここまで真っ当なことを書いてきましたが、私たちのチームが強い理由をここでこっそり書いてみます。

それは、声を出して勝ってるのではなく、口で勝ってるんです。

つまり、口で相手を潰して意気消沈している間に勝ってしまうのです。

良い子のみんなにはあまりおすすめできませんが、こんな手口もあるんですよ。

な〜んちゃって、そんなことをするわけありません。

ただ、確かに相手に聞こえるようにわざと話をすることはしています。

例えば、相手の攻撃が2人だったら、「2枚ね。速攻は俺1人で十分だから、レフトに2人で頼むね。俺の後ろにフェイントしてきたらここまでは俺が取るから、それより後ろは頼むね。」みたいに相手の攻撃をイメージして、あることないこと全部言っちゃうんです。

相手の攻撃パターンも、その攻撃に対するこっちの守備も全部です。

そうすると相手は、何をやっても決まらないような錯覚をしてきます。

弱気になってくるんでしょうね。

実際に試合でこっちがサーブを打つ時、「サーブがいいからダイレクトで帰ってくるよ。前衛は構えてて。」って言ったら、なんでもない普通の山なりのサーブがコートの真ん中にポトンって落ちてサービスエースになったことがありました。

笑っちゃいますね。